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こんにちは。エバンジェリストの夏目です。
本日ご紹介する Insights は、RPA の運用状況・導入効果の可視化を行う際に活用できる製品です。本記事では主な機能、利用ケース、対象ユーザーについてご紹介させていただきます。また、実際に皆様に試していただく際に役立つ、入門編のハンズオンテキストを「Insights のはじめ方」としてご用意させていただきました。多くの皆様に Insights を試していただき、その活用の価値を知っていただければと思います。
Insights とは
Insights は Orchestrator に組み込まれる分析ソリューションです。Orchestrator に蓄積されているロボットの利用状況、プロセスの実行履歴などのデータをベースに、RPAの運用/管理に必要な状況の把握、ビジネス判断に必要となる成果の可視化を実現する分析を提供します。RPAのCoEメンバー、RPAの管理者、ビジネスオーナーがRPAプロジェクトにおいて必要とする情報が提供され、効率的な管理、RPAプロジェクトに対する経営判断を支援します。具体的に下記のような視点で役立つ情報が提供されます。
自動化パフォーマンスの監視、測定、予測
RPA 展開状況の最適化
自動化による ROI 効果の測定
ビジネスオーナーへの報告
自動化プロジェクトに対する投資戦略の策定
Insights の標準ダッシュボードの紹介
v2019.10 のバージョンの Insights では、セットアップにより下記4種類のダッシュボードが自動的に作成されます。
[ロボット] ダッシュボード
ロボットの利用状況、ロボットごとのエラーの発生状況などの情報が確認でき、ロボットを割り当てている部門/人がロボットを活用できているかの監視などに役立てることができます。
[プロセス] ダッシュボード
プロセスの実行状況、成功率、エラーに関する情報を確認でき、開発されたワークフローが活用されているか、正常に稼働しているかといった監視などに役立てることができます。
[キュー] ダッシュボード
キューのステータス、トランザクション量、エラーなどの情報を確認でき、キューに関する運用状況の監視に役立てることができます。
[ビジネスROI] ダッシュボード
RPA 活用による削減効果(金額、時間) 、目標に対する達成状況などを可視化することができ、RPA プロジェクトの効果のレポート、RPA に対するビジネス判断に役立てることができます。
Insights の利用メリット
Insights を組織で活用することにより、運用/管理上のメリットだけではなく、ビジネス判断にも役立てることができます。
運用/管理面の気づき: RPA プロジェクトの運用/管理で必要となる情報をダッシュボードにて提供
組み込み型分析ソリューション: Orchestrator のインターフェースに組み込まれ、RPA の運用/管理だけではなくその監視までを統合されたインターフェースで実施可能
ビジネスKPI: データに基づいた利益/ビジネスインパクトを定量的な KPI として可視化
組織へ知見の共有: 組織全体へダッシュボードの共有、Email/PDF 形式での自動配信が可能
Insights を試すには
Enterprise Server の無料評価版ライセンスを入手することで、Insights 環境を構築し評価を行うことが可能です。下記のサイトよりお申込みください。
https://www.uipath.com/ja/start-trial
注意事項
Orchestrator および Insights 環境を構築する場合、物理マシンまたは仮想マシンの準備が必要です。詳細は Document Portal (https://docs.uipath.com/lang-ja/)、「Insights のはじめ方」テキストをご参照ください。
Insights のはじめ方
Insights を評価いただきたいユーザー向けの入門ハンズオンテキストとなります。本テキストでは Insights 環境の構築、既定で作成されるダッシュボードの紹介、ダッシュボードのカスタマイズ方法の各操作ステップをスクリーンショット付きで分かりやすく紹介しています。
Insights とは
インストール前の準備
Insights インストール手順
標準ダッシュボードの利用
ダッシュボードのカスタマイズ
Insights 関連情報
リソースガイド
下記サイトよりテキストのダウンロードを行いご活用ください。
https://www.uipath.com/ja/resources/automation-whitepapers/how-to-start-insights
Topics:
InsightsDirector, Product Marketing, UiPath