UiPath Blog
こんにちは。エバンジェリストの夏目です。
本日ご紹介するProcess Miningは、業務改善の中でRPAの適用業務の選定に役立つ製品です。本記事では主な機能や利用ケースについてご紹介させていただきます。また、実際に皆様に試していただく際に役立つ、入門編のハンズオンテキストを「UiPath Process Mining のはじめ方」としてご用意させていただきました。多くの皆様に Process Mining を触っていただき、その価値を知っていただければと思います。
Process Mining はお客様が利用している様々な IT システムからログデータを取得し、業務プロセスを可視化し、現状の業務プロセスや課題の把握、問題のあるプロセスの特定、課題に対する原因の分析を実現する製品です。ヒアリングによる業務の可視化と比べ、Process Miningはデータに基づいているため、業務ユーザーの主観による情報ではなく、業務プロセスの事実を把握することができます。
業務プロセスにおいて実行されているアクティビティ、各ケース種別に対して実施されているアクティビティや例外処理などの業務プロセスの全体像を把握し、課題を特定するために役立ちます。
詳細な分析に役立つ各種グラフも用意しており、フィルター、ドリルダウンなどの操作を行い、課題となっているサプライヤーやケースなどを特定して分析を行うことができます。
RPA を含む業務改善プロジェクトにおける課題として、CoE (RPA 推進者) や業務ユーザーから下記のような悩みをお客様から聞くことも少なくありません。
CoE (RPA 推進者)
業務を定量的に測定する方法がなく、現状や目標も曖昧なまま業務改善を進めていて、改善効果の報告が行えない
部分的な改善は行えたが業務フロー全体的な効率化が行えていない
業務ユーザー
どんな業務領域に対して自動化を行うことで大きな効果が出るかが分からず、自動化アイデアを出すことができない
業務ヒアリングのコストが大きく、時間を取ることができない
Process Mining を活用することにより、現在の業務の全体像を定量的データ(処理時間、効率性、複雑性)として把握することから業務改善を進めることにより、改善進捗状況を管理することが可能となります。また、業務全体を通じた視点から課題を明らかにし、自動化による改善効果が大きな業務領域に対して優先的に自動化による業務改善を取り組むことが可能となります。
解析に利用するデータはシステムに蓄えられた情報を使用するため、業務ユーザーに対するヒアリングコストも削減することが可能となります。
Process Mining で解析が可能なシステムは非常に多岐に渡り、SAP や Salesforce といったパッケージ化されている製品、自社で開発しているシステム(データベース)などの情報を活用することができます。また、システムからファイルにエクスポートしたログ情報もデータとして活用することができます。これらシステムのデータは Process Mining のデータベースに読み込まれ、分析用に加工し、ダッシュボードにおいて可視化されます。
代表的な製品、データベース、ファイル形式を下記の図に纏めています。下記以外にも様々な製品のログデータに対応しており、複数のシステムのデータを結合して分析を行うことも可能です。
Process Mining でどのような分析が行えるかについて興味を持っていただいたユーザー向けの入門ハンズオンテキストとなります。本テキストでは Process Mining トレーニング環境を利用した分析を行う各操作ステップをスクリーンショット付きで分かりやすく紹介しています。
Process Mining とは
環境アクセス方法
ダッシュボードの利用
便利な機能
分析例
Process Mining 関連情報
リソースガイド
下記サイトよりテキストのダウンロードを行いご活用ください。
https://www.uipath.com/ja/resources/automation-whitepapers/how-to-start-process-mining
Director, Product Marketing, UiPath
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