マクニカ、UiPath Platformを全社的に導入し、業務のプロセス全体を自動化する独自のハイパーオートメーションの実現を目指す

2025年1月16日

エンタープライズ自動化・AIソフトウェアのリーディングカンパニー UiPath株式会社(本社:東京都千代田区、カントリーマネージャー:南 哲夫、以下「UiPath」)は、本日、株式会社マクニカ(以下「マクニカ」)が、業務のプロセス全体を自動化する独自のハイパーオートメーションの実現を目指し、UiPath Platform™を全社的に導入することを発表しました。

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導入の背景

マクニカは、半導体、サイバーセキュリティをコアとして、最新のテクノロジーをトータルに取り扱う、サービス・ソリューションカンパニーです。マクニカでは、今後のビジネス拡大と環境変化に適応するべく「IT・DX施策推進ロードマップ」を策定し、エンド・ツー・エンドの自動化の実現に取り組んでいます。ハイパーオートメーションを実現させるプラットフォームを構築し、業務プロセス全体を自動化および最適化し、従業員による市民開発を促進することを目指しています。

UiPath導入の理由

マクニカの自動化対象領域は、業務アプリケーションテストの自動化、生成AI活用、市民開発の促進など多岐に渡っています。こうした現状から、前提となるITの知識に関わらず、多くの従業員が携わるロードマップを推進できるパートナーが必要でした。UiPath Platformは、マクニカが求める要件に加え、以下の点が評価されました。

  • 市民開発向けのツールを提供している点

  • AI搭載のソリューションの継続的な提供など、製品の将来性への期待

UiPath Platformの活用と効果

マクニカは2023年12月からUiPathを導入し、さらなる生産性向上を目指しています。マクニカのIT部門では、今後の急速な事業変化への対応や国内の基幹システムをグローバルに展開していく中で、テストの負荷を下げながら品質を担保するためにテスト自動化の導入が不可欠となっておりました。

  • 保守契約の管理システムでのUiPath Test Suite™の活用

保守契約の管理を担うシステムでは、Test Suiteにより、基本機能の動作に意図しない問題の有無を確かめるテスト自動化を作成し、年間で160時間を創出しました。また人的リソースを増やさず全機能を網羅してテストが可能になり、システムの品質が向上しました。

  • CRM領域での週次アップデートに伴うTest Suiteの活用

CRMにおいて、週末に実施されるメーカーの製品アップデートを受けた自社システムのテストでは、手作業で行っていた動作確認を自動化することで、週末にテストを実行し、週明けに担当者がテスト結果に基づいたリカバリー対応にすぐ着手できるようになりました。これにより、タイムリーなエラー検知が可能になりました。

現場からの評価も高く、今後、CRMと社内システムでの自動化をさらに進めることで、年間1000時間の時間創出を見込んでいます。

今後の目標について

マクニカは、今後以下のような取り組みを行い、さらなる業務効率化と品質向上を目指します。

  • UiPath Document Understanding™の導入

マクニカでは、お客様からの注文書や、仕入先からの納品書といった膨大な量の非構造化データのために、ドキュメント周りの自動化に課題があります。UiPath Document Understandingを導入することで、AIが非構造化データを読み込み、エクセルに入力させた内容をRPAで処理し、既存の紙の業務の多くを自動化することで、ワークフロー全体の自動化を目指します。

  • 市民開発の広がり

UiPath Platformの導入後、マクニカの従業員56名が市民開発の研修を受けています。今後は、これまで自動化を進めていないコーポレート部門に対しても研修を展開する予定です。全社的に市民開発による業務効率化を推進することにより、年間3500時間の時間創出を見込んでいます。実務に携わる従業員が開発を行える体制づくりと支援を推進します。

  • Test Suiteを活用したSAP S/4HANAへの展開

来年予定しているRISE with SAP移行に向け、ERPとの連携を予定しています。

マクニカホールディングス株式会社 執行役員CIO 兼 株式会社マクニカ IT本部長の安藤 啓吾氏は、以下のように述べています。

「個人の作業の自動化が多くの企業で完了しつつある今、さらなる効率化を見据える上で、複数の組織をまたがるプロセスをエンド・ツー・エンドで自動化する必要があります。UiPath Platformは、一つのプラットフォーム上で完結できる管理機能を備えており、マクニカの最適なソリューションであると確信しています。エンタープライズ自動化とAIソフトウェアのグローバルなリーディングカンパニーとして、新たな機能のリリースを続けるUiPathは、ロードマップの将来性も期待できるパートナーです。」

UiPath株式会社のプロダクトマーケティング部 部長の夏目 健は以下の通りコメントしています。

「株式会社マクニカ様が、UiPathを全社的に導入されたことを非常に嬉しく思います。業界のリーダーであるマクニカ様に、AI搭載製品をはじめとしたロードマップの将来性や、エンド・ツー・エンドの自動化達成能力を評価いただけた上で導入いただき、非常に光栄です。今後も、UiPath Platformを通じて、マクニカ様のIT・DX推進を最大限支援していく所存です。」

本事例の詳細は、こちらからご覧いただけます。

UiPath社について

UiPath(NYSE:PATH)は、人間の知能をより一層高度に模倣するAIテクノロジーを開発し、企業の運営、革新、競争の方法を変革しています。UiPath Platform™は、エージェント、ロボット、人間、モデルがシームレスに統合され、自律性とよりスマートな意思決定を促進する、エージェンティックオートメーションの新時代への移行を加速します。UiPathは、セキュリティ、精度、レジリエンスを重視し、AIが人間の可能性を高めて業界に革命を起こす世界の構築に取り組んでいます。詳細については、www.uipath.com/jaをご覧ください。

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株式会社アクティオ(UiPath株式会社広報代行)E-mail : uipath@actioinc.jp

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