UiPath社、日本のソフトウェアテスト市場に新たに参入

2020年7月27日

~テストの自動化を実現する「UiPath Test Suite」を国内で販売開始~

東京発2020年7月27日 - ロボティック・プロセス・オートメーション(Robotic Process Automation 以下「RPA」)ソフトウェアにおけるリーディングカンパニー、米UiPath(ユーアイパス)社の日本法人であるUiPath株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:長谷川康一、以下「UiPath社」)は、本日、ソフトウェアテストの自動化を支援する「UiPath Test Suite」の日本語版を販売開始し、日本国内で5.5兆円規模*と推定されるソフトウェアテスト市場への参入を発表しました。

*総務省・経済産業省による「2019年情報通信業基本調査」の調査結果(2018年度ソフトウェア業売上高15.5兆円)および独立行政法人情報処理機構(IPA)による「ソフトウェア開発データ白書2018-2019」の調査結果(ソフトウェア開発業務の全工程のうち約36%がテスト業務)をもとに算出。

UiPath社は、ハイパーオートメーションを推進し、企業の働き方改革やBCP(事業継続計画)を支援しています。ハイパーオートメーションとは、AIや機械学習、その他自動化ツールなどを組み合わせて、エンドツーエンドで自動化する領域を拡大して、企業の可能性を最大限に引き出すための概念と実装方法です。UiPath社は、UiPath Test Suiteの提供開始によって、このハイパーオートメーションをソフトウェアテスト業務領域にも拡張します。

企業における業務の自動化を進める際のソフトウェア導入時にもテスト工程は不可欠です。国内においては、ソフトウェアの実装業務の30%以上がテスト工程に費やされており、ほぼ手作業で行われているのが実状です。テスト工程の自動化や迅速化は、アジャイルな実装やビジネス環境の変化に柔軟に対応し、企業のデジタルトランスフォーメーションを推進する上で重要なポイントです。UiPath Test Suiteは、RPA領域におけるソフトウェアテストの設計・管理・実行の効率化で培ったテクノロジーを活かして、RPAのみならず、他のあらゆるアプリケーションテストにも対応します。

UiPath Test Suiteの製品群

UiPath Test Suiteは、次のような製品で構成されるソフトウェアテスト用プラットフォームです。

  • UiPath Test Manager:テストケースの設計・管理ツールです。ダッシュボード機能により、各テストの状況がいつでも簡単に確認できます。

  • UiPath Studio Pro:開発ツール「UiPath Studio」に、テスト用の検証アクティビティが追加されたものです。既存アクティビティと自由に組み合わせが可能で、モバイルアプリケーションにも対応しています。

  • UiPath Test Orchestrator:管理ツール「UiPath Orchestrator」にテスト用の機能が追加されたものです。従来の機能に加え、テスト案件の管理が可能になります。

  • UiPath Test Robots:テスト実行用のロボットです。

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【図1】UiPath Test Suiteが加わったUiPathのハイパーオートメーション製品群

UiPath Test Suiteのユースケース

UiPath Test Suiteは例えば、次のようなケースで利用できます。

  • SAPやSalesforceなど基幹システム向けのテスト利用

  • ウェブサイト関連のテスト利用

  • メインフレームに関するテスト利用

  • APIを利用したシステムのテスト利用

  • モバイルアプリケーションなどに関するテスト利用

  • CI/CDツール(JenkinsやAzure DevOps等)と連携した継続的DevOpsでのテスト利用

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【図2】UiPath Test Suiteのユースケース

UiPath Test Suite活用のメリット

UiPath Test Suiteを活用することで、​ソフトウェア開発におけるテストチームをコストセンターから​バリューセンターへと変革させることができます。UiPath Test Suiteでは、本番レベルのエンドツーエンドのテスト機能により、継続的に質の高いテストを実施することができます。また、テストをサービス提供におけるライフサイクルの一環として、しっかり組み入れることが容易になるとともに、実測したテスト結果に基づいて、サービスリリースに関する意思決定を行うことが可能になります​​。さらに、テスト用に開発した部品は、RPAによる自動化に再利用することも可能です。

RPAを展開しているCoEにとっては、RPAを持続的かつ迅速に社内展開するための手段として、UiPath Test Suiteを利用できます。RPAのメンテナンスコストが削減されるとともに、うまく動作しないロボットを事前に検知して、修正することが可能になります​。また、テスト時の技術的な資材を活用することで、開発の短縮化を図ることも可能です​。

​UiPath社では、今後もエンドツーエンドでの業務の自動化を進め、日本企業のデジタルトランスフォーメーションを支援していきます。

製品の詳細については、下記からもご覧いただけます:

UiPath Test Suite : https://www.uipath.com/ja/product/test-suite

以上

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UiPath社について

UiPath(NYSE:PATH)は、人間の知能をより一層高度に模倣するAIテクノロジーを開発し、企業の運営、革新、競争の方法を変革しています。UiPath Platform™は、エージェント、ロボット、人間、モデルがシームレスに統合され、自律性とよりスマートな意思決定を促進する、エージェンティックオートメーションの新時代への移行を加速します。UiPathは、セキュリティ、精度、レジリエンスを重視し、AIが人間の可能性を高めて業界に革命を起こす世界の構築に取り組んでいます。詳細については、www.uipath.com/jaをご覧ください。

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