UiPath、Peak社を買収し業界特化型エージェントをエージェンティック・オートメーション・プラットフォームで提供

本資料は、米国で発表されたプレスリリースの抄訳版です。

米国リリース原文：UiPath Acquires Peak to Launch Vertically Specialized Agents

米国ニューヨーク発2025年3月12日 - エンタープライズ自動化・AIソフトウェアのリーディングカンパニーである米UiPath（ユーアイパス）社は、本日、Peak社を買収したことを発表しました。Peak社は、英国マンチェスターに本社を置くAIネイティブ企業です。同社のAIプラットフォームは、幅広い業界の大小さまざまな企業における製品の在庫管理と価格設定を最適化し、お客様が大規模な社内ITチームを持たなくても、短期間で具体的な成果を得られるよう支援します。

UiPathの創業者兼最高経営責任者であるダニエル・ディネス（Daniel Dines）は次のように述べています。「Peak社の買収により、私たちがミッションとして掲げている、業界に特化したAIソリューション戦略の強化を推進できます。Peak社の卓越した特化型AIアプリケーションをUiPathのプラットフォームと組み合わせることで、業界特有のユースケースを最適化し、お客様が素晴らしい価値を生み出すためのソリューションを提供する能力が高まります。」

Peak社の提供するAIプラットフォームであるPeakは、APIや統合ウェブアプリケーションを通じて、重要な業務プロセスを最適化するために必要なAIワークフローの構築、データ処理、予測を可能にします。新しいタイプのAIベースの意思決定アプリケーションも提供しており、在庫の計画や価格設定の最適化など、ビジネスユーザーが複雑な意思決定を行えるように支援します。

UiPathに加わることで、Peak社のソリューションは世界規模での展開や新たな業界への参入の可能性を広げ、お客様やステークホルダーに継続的な成長とイノベーションの機会を提供します。小売業や製造業などの分野におけるAI導入の促進に重点的に取り組んでいるPeak社とともに、UiPathは市場成長を加速させ、LLMのインテリジェンスを活用した業界特化型の次世代AIエージェンティックアプリケーションを実現します。

Peak社の最高経営責任者兼共同創業者のリチャード・ポッター（Richard Potter）氏は次のように述べています。「UiPathと力を合わせることで、当社が次のステージに進むための理想的な一歩を踏み出せることを大変嬉しく思います。自動化とエージェンティックAIの融合により、企業の新たな可能性が広がる時代が到来します。UiPathのグローバルな展開力、エンタープライズに関する深い専門性、AIイノベーションへの確固たる姿勢が、大規模な特化型意思決定AIで企業に力を与えるという私たちのビジョンを加速させます。私たちはこれまで創りあげてきたものに大きな自信をもっており、UiPathの一員として、エンタープライズにおけるAIの可能性を押し広げながら、お客様により大きな価値を提供していけることを楽しみにしています。」

Peakによって、UiPathのエージェンティック・オートメーション・プラットフォームがさらに強化されます。たとえば、企業は、さまざまな業務プロセスについて、厳格な要求を満たしながら複雑な計算を行わなければなりません。正確な分析や信頼できる予測が求められており、Peakのソリューションが、UiPathのお客様のための新しい価格設定および在庫管理エージェントの基盤となります。さらに、Peakの幅広い意思決定インテリジェンス機能も、UiPathのエージェンティック・オートメーション・プラットフォームのオーケストレーション機能に組み込まれ、お客様のデータのコンテキストに基づく自律的なプロセスの実行を可能にします。

UiPathとPeak社のお客様は、統合されたテクノロジーを活用して、売上および利益向上を実現できるようになります。UiPathとPeak社は、これまでも既存のパートナーシップを通じてお客様の成功に貢献してきました。たとえば、両社は英国を拠点とする世界有数の大手建築材料メーカーであるHeidelberg Materials社の見積もりプロセスを変革しました。このソリューションは、自動化を活用して膨大なデータポイントからデータを収集し、AIを活用して特定のお客様向けの最適な見積もりを行い、販売担当者に情報を提供します。Heidelberg Materials社は、エンド・ツー・エンドのプロセス自動化によって、見積もり時間の短縮とコンバージョン率の改善を達成し、営業チームの効率を大幅に向上させることができました。