2021年10月6日
クラウドネイティブRPAおよび新しいUiPath Integration Serviceにより、「Fully Automated Enterprise™」(完全に自動化したエンタープライズ)実現のためのコアオートメーションを促進
本資料は、米国で発表されたプレスリリースの抄訳版です。
米国ネバダ州ラスベガス『#UIPATHFORWARD』発2021年10月5日
ロボティック・プロセス・オートメーション(Robotic Process Automation 以下「RPA」)ソフトウェアにおけるリーディングカンパニー、米UiPath(ユーアイパス)社は本日、ユーザーカンファレンス『FORWARD IV』において、同社が次のプラットフォームアップデートで提供する新機能群のプレビューを行いました。
最新リリース「UiPath 2021.10」が提供する機能によって、ユーザー企業は、異種アプリケーションが無秩序に分散している環境、業務のあらゆる部分への人工知能(AI)の適用、自動化のスケールアップ、メンテナンス、セキュリティ確保によるIT部門の支援、開発者が自動化を容易に構築できる環境など、エンタープライズ環境で重要視されるいくつかの課題に対応することが可能になります。
『FORWARD IV』の基調講演で、UiPath社の共同創立者兼CEO(最高経営責任者)のダニエル・ディネス(Daniel Dines)は、参加者に対して次のように述べました。「当社は、さまざまな業種業態のお客様への製品導入を通じて、仕事の進め方について他に類を見ない豊富な知識を持っています。また、人々がどのようにユーザーインターフェイスを利用し、さまざまなドキュメントとやり取りをしているのか、プロセスとはどのようなものなのか、これらをどのようにビジネスの成果に結び付けているのかといったことを把握しています。最新リリースは、現在の課題に応える最も包括的な自動化プラットフォームであると同時に、未来に向けた最適な自動化プラットフォームでもあります。当社は、自動化の開発を容易にし、その活用シナリオを広げ、エンタープライズレベルのミッションクリティカルなプロセスをサポートする信頼性、セキュリティ、ガバナンスを保証します。さらに、ロボットが人手によるプログラミングなしにアプリケーションの使い方を理解して自動化するセマンティックオートメーションの基礎を築きます」
今回のUiPathプラットフォーム最新版のリリースは、エンタープライズ環境におけるテクノロジースタックの新たなオーケストレーションと統合を促進するとともに、業界で唯一のエンドツーエンドの自動化プラットフォームで、コアとなるクラウドネイティブなRPAをさらに強化するものです。
最新のイノベーション(米国では10月25日から一般提供開始予定)は、以下のとおりです。
※日本では早期に提供できるよう準備中、具体的な提供開始日は後日発表
UiPath Integration Service: 一般的に、企業がクラウド環境とオンプレミス環境で利用しているアプリケーションの数は、175以上と言われています。新システムを旧来のシステムと共存させることは簡単ではなく、共存ができないことによる断片化は、生産性の向上ではなく、低下の要因を招きます。UiPath社は、新旧のシステムをシームレスに活用するための業界最高でエンタープライズレベルのUIおよびAPIの自動化機能を、RPAベンダーとして初めて単一のプラットフォームで提供します。UiPath社は、UIオートメーションにおけるリーダーの1社で、ロボットに画面認識能力を与えることで、人間の実際のPC画面操作を模倣して再現することを可能にします。UiPath Integration Serviceが提供するAPI自動化により、ユーザー企業は、現在使っている既存システムを最適化することができ、開発者は、UIオートメーションと同じように、UiPath Studio内でAPIをシンプルかつ簡単に利用できます。新旧両方のシステムの活用が必要な業務プロセスが多く存在しますが、開発者は、APIおよびUIオートメーションを使い分けることにより、迅速かつシームレスに自動化の開発が可能です。このサービスが提供するコネクターは事前開発済みですぐに使い始めることができ、その数は、年末までに70以上になる予定です。これらのコネクターを利用することで、より柔軟かつ迅速な自動化を実現できます。
エンタープライズ環境における自動化のミッションクリティカルな役割を強化: UiPath社は、数々の世界最大規模の自動化を実現していますが、これらのユーザー企業にとって、自動化は必要不可欠なものとなっています。最新リリースは、自動化に対するITの信頼性を高める多くの機能、具体的にはEndpoint Protection Integration(統合されたエンドポイント保護)機能およびRobot Auto-healing(ロボット自己修復)機能を提供します。ロボット自己修復機能は、プラットフォームに含まれるIT自動化機能によって実行され、ロボットの実行環境を評価することにより、人手を介さずに問題を検出して修正します。また、UiPath社は、CrowdStrike社とのエンドポイント保護統合を実現し、業界で初めて、RPA向けのエンドポイントセキュリティを提供します。これにより、UiPath社およびCrowdStrike社、両社のユーザーは、人間と同じレベルのエンドポイント保護をロボットでも活用できるようになります。さらに、UiPath社は、ワークフローがユーザー企業の品質基準とセキュリティ基準を確実に満たすことができるようにするためのランタイムガバナンスを提供します。
クラウドネイティブな自動化をリード: UiPath社は、お客様が自動化を即座に開始するとともに、容易にスケールアップできるようにするため、幅広いクラウドネイティブサービスで市場をリードし続けています。UiPath 2021.10により、UiPathプラットフォームをどのような形で利用するのかに関係なく、すべてのUiPathユーザー企業は、クラウドネイティブアーキテクチャーのさまざまなメリットを享受することができます。オンプレミス、パブリッククラウド、またはサードパーティーによるホスティング環境での利用を希望する場合は、新しいUiPath Automation Suiteがクラウドネイティブ環境を実現し、すべてのUiPathサーバーをポータルおよびインフラストラクチャ管理ツールとともに、コンテナ化して提供します。Automation Suiteは、Linux環境ではシングルインストールが可能で、Windows環境では個々のサーバー製品のアップデート版も引き続き提供します。SaaSソリューションのUiPath Automation Cloud™は、Process Mining、Test Manager、パッケージ化された直販オンラインサービスといった数々の新しいクラウドサービスにより強化されています。
自動化の開発および利用を加速: UiPath 2021.10は、数々の新機能により、UiPathをよりシンプルに、より速く、また開発者とエンドユーザーのどちらもより満足できる環境を提供します。開発者は、プロセスマイニングのカスタマイズをより容易にする新フレームワークなどの機能によって、開発者はこれまで以上に幅広い活用シナリオに対応した、より革新的な自動化を開発することが可能になります。さらに、新しいAI Solution TemplateおよびForms AIのプレビュー版を使うことで、より簡単にAIを自動化に組み込むことができます。その他の開発者向けのハイライトとしては、新しいWindowsおよびOffice体験、AI活用を含んだシチズン開発者体験、またUiPath Appsの一式、コントロール、ライフサイクルパッケージングなどがあります。これまでUiPathロボットは、Windows環境の自動化のみをサポートしてきましたが、今回のリリースでは、さらにLinuxベースのロボットによるプラットフォームを横断したサポートが追加され、限られたコンピューターリソースで迅速に実行するAPIオートメーションを実行することが可能になります。また、エンドユーザーは、UiPath AssistantとUiPath Marketplaceの新たな統合によって、簡単かつ迅速に利用開始できる数々の自動化アプリケーションを備え、現在も急拡大しているMarketplaceのメリットを手軽に活用することができます。この新しい「選んで利用(choose and use)」できる環境によって、UiPathパートナーが提供する数々のイノベーションをエンドユーザーのデスクトップに届けられるようになり、エンドユーザーは、日々のニーズを満たすソリューションをより簡単に見つけることが可能になります。
UiPathダイヤモンドパートナーであるAccelirate社のCEO(最高経営責任者)、Ahmed Zaidi氏は、次のように述べています。「UiPath Automation Suiteによって、お客様が、UiPathプラットフォーム全体が持つ性能を最大限活用できるようになることを非常に嬉しく思います。すべてのUiPathソリューションを単一の環境にインストールして、例えば、マシンラーニングで抽出したデータの検証ループへAI Centerを使って人手を介入させたり、具体的なビジネスゴールを達成したときにInsightsを使ってカスタムアラートと通知を作成したりするなど、必要なときに適切なソリューションを活用できる機能は、企業が自動化を確立して運用する上で、非常に大きな助けになるでしょう」
これらの新機能に加え、UiPathパートナーおよびユーザー企業は、再利用可能な自社RPAコンポーネントをUiPath Marketplace内で提供して収益化することができます。これらのコンポーネントは、UiPathユーザーおよび150万人のUiPath Communityのメンバーがアクセスして購入できます。UiPath Marketplaceは、自社の経験とノウハウを世界最大のRPAプロフェッショナルのネットワークと共有したいと考えている企業に、新たな収益獲得の場を提供します。初期パートナーにはBoundaryless社、CampTek Software社、Element Blue社、Green Light Consulting Solutions Inc.社、Peraton社、qBotica Inc.社、rapidMATION社、Roboyo社、Smartbridge社、SYKES Digital Services社、WonderBotz LLC社の各社が名を連ねています。
以上
UiPathはUiPath社の米国およびその他の国における商標です。また、すべての製品名および会社名は、それぞれの所有者の商標または登録商標です。これらの名称、商標およびブランドの使用は、承認を意味するものではありません。
UiPath(NYSE:PATH)は、人間の知能をより一層高度に模倣するAIテクノロジーを開発し、企業の運営、革新、競争の方法を変革しています。UiPath Platform™は、エージェント、ロボット、人間、モデルがシームレスに統合され、自律性とよりスマートな意思決定を促進する、エージェンティックオートメーションの新時代への移行を加速します。UiPathは、セキュリティ、精度、レジリエンスを重視し、AIが人間の可能性を高めて業界に革命を起こす世界の構築に取り組んでいます。詳細については、www.uipath.com/jaをご覧ください。
株式会社アクティオ(UiPath株式会社広報代行)E-mail : uipath@actioinc.jp
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