自動化によってAIが真の可能性を発揮:UiPath、生成AIと特化型AIの拡充を発表

2023年7月4日

新機能によりAI搭載の自動化を実現し、特定の事業課題に対応することが可能に 

本資料は、米国で発表されたプレスリリースの抄訳版です。  

米国リリース原文:https://www.uipath.com/newsroom/uipath-reveals-expanded-generative-ai-and-specialized-ai-offerings 

米国ニューヨーク&英国ロンドン発 2023年6月27日 - エンタープライズ自動化ソフトウェアのリーディングカンパニー、米UiPath (ユーアイパス) 社は、本日、AI搭載の最新自動化機能を発表しました。新機能は、生成AIと特化型AIにより、従業員の課題の発見や自動化、そしてその運用を大規模展開する能力を高めるものです。 

生成AIの経済効果に関するMcKinseyのレポート (英語) によると、自動化の可能性は加速しており、生成AIにより、現存するテクノロジを統合することで理論的に自動化できる合計時間の割合が、約50%から60~70%に増加したとのことです。UiPath Business Automation Platformでは、GPT-4に対応したOpenAIおよびAzure OpenAIのコネクタを一般提供するなど、生成AIを活用したAI機能が追加されています。UiPathのお客様はすでにOpenAIコネクタを利用し、自動化をビジネスオペレーションの深い部分にまで拡張、データを実用的な知見へと変換しています。 

Reveal Groupのインテリジェントオートメーション担当マネージャーであるアーロン・フィリップス (Aaron Phillips) 氏は、次のように述べています。 

「UiPath OpenAIコネクタを利用することで、GPTモデルを駆使してお客様からの問い合わせに対する回答を事前に作成できますし、長文のドキュメントをまとめたり要点を抜き出したりすることも可能です。これは、文字数やフォントサイズに制限がある場合にとても役立ちます」 

またUiPathは、AWS SagemakerコネクタによるFalcon大規模言語モデル (LLM) への対応を発表するとともに、PaLM 2をサポートするGoogle Vertexコネクタのプレビューも発表します。 

 UiPathは、長年にわたってAIに取り組んできました。UiPathの特化型AIソリューションには70以上のモデルが含まれており、これによってお客様は画面情報を理解することや、タスクのマイニング、文書処理、企業ワークフロー内における独特かつ独自のデータセットを活用することが可能になります。特化型AIは、お客様のデータによって安全にトレーニングされ、特定のニーズに最適化することができるため、運用コスト効率が高く、高い価値をお客様にもたらす迅速で正確なカスタマイズソリューションを実現します。 

UiPathは、GPTベースのテクノロジを取り入れることで、Document UnderstandingCommunications Miningといった業界をリードするソリューションに磨きをかけ、特化型AIを大幅に進化させ続けています。Communications Miningでは、GPTを使用してラベルの候補を生成しています。これによってモデルの学習プロセスが高速化し、導入と価値実現までの時間を短縮することが可能です。同様に、Document UnderstandingでもGPTを使用することで、分類と事前ラベル付けが改善されています。 

UiPathの最高製品責任者であるグラハム・シェルドン (Graham Sheldon) は、次のように述べています。 

「AIテクノロジは、UiPath Business Automation Platformの中核をなすものです。新たな生成AIと特化型AIソリューションによってエンタープライズ自動化の機能を拡張できることをうれしく思います。UiPathは、画面、ドキュメント、タスク、プロセスに対する理解と、生成AIのインテリジェンスを独自に組み合わせることで、作業の様子を観察し、何が行われているか把握し、当社プラットフォームにて自動化できるようにしています。企業が価値実現を達成するには、AIをエンタープライズオートメーションと組み合わせて状況を把握し、適切なアクションを取らなくてはなりません」  

こうした新機能に加え、UiPathは財務部門向けにClipboard AIのプレビューを提供することも発表しました。Clipboard AIは、UiPath AI Computer Visionと生成AIを活用することで、ドキュメントやスプレッドシート、アプリ間でデータを容易に転送し、内容を理解し、自動的にデータを適切な場所に挿入するというものです。財務部門向けのプレビューでは、さまざまな財務プラットフォーム上での請求業務を効果的かつ効率的に管理できるよう設計されています。 

ここで紹介した新機能は、欧州最大の自動化およびAIカンファレンスであるTOGETHER Londonにて発表されました。6月27日にロンドンのIntercontinental O2で開催された同イベントには、600人の自動化専門家が集結し、AI搭載の自動化がいかにコスト改革や収益の成長、企業全体における顧客と従業員のエンゲージメント向上に結びついているかをテーマに、終日セッションが行われました。イベントでは、British Airways武田薬品工業Flutter UKI、NatWest GroupIAG TechといったUiPathのお客様が、AI搭載の自動化が企業の成長や顧客体験および従業員体験の向上を実現している様子について発表しました。 

UiPath社について

UiPath(NYSE:PATH)は、より多くの人々が、より創造的、協調的、戦略的に働けるよう、あらゆる知的業務をレベルアップさせることをミッションとしています。AIを搭載したUiPath Business Automation Platformは、最先端のロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)ソリューションと、エンド・ツー・エンドのプロセスを理解、自動化、運用する機能群を組み合わせ、これまでにない迅速な価値創造を可能にします。刻々と変化する時代を生き抜くためにさらなる進化が必要な組織にとって、UiPathはThe Foundation of Innovation™(イノベーションの基盤)としての役割を果たします。

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