UiPath社、慶應義塾大学にて社会実装に向けた自動化技術習得を支援

2021年9月1日

~AIとRPAを組み合わせたデジタル技術による課題解決の場を学生に提供~

ロボティック・プロセス・オートメーション(Robotic Process Automation 以下「RPA」)ソフトウェアにおけるリーディングカンパニー、米UiPath(ユーアイパス)社の日本法人であるUiPath株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:長谷川康一、以下「UiPath社」)は、本日、慶應義塾大学AI・高度プログラミングコンソーシアム(以下「AIC」)との共催イベントとして6月10日から7月8日までの間、RPA開発のハンズオン・コンテストを開催し、同学が注力するAIにRPAを掛け合わせることにより、広範な自動化技術の習得を支援したことを発表しました。

自動化による日本企業のDX推進を支援するUiPath社は、DX人材の不足を深刻な社会問題と捉えています。「日本における企業のデジタルトランスフォーメーション調査(2020年度)」*においても、DX推進の障壁として「スキル・人材不足」がトップの結果となっています。これは、企業がDXの加速を迫られている一方で、DXを実際に遂行するための人材の育成が経営課題となっている事実を浮き彫りにしています。このような社会的背景を踏まえ、UiPath社は、「ビジネスセンスと国際性を持ち合わせながら、AIやプログラミングができる学生の育成」をビジョンに掲げるAICに賛同し、RPA開発を通じて学生の自動化スキルや将来的な社会実装にも繋がるDXスキルを向上させるための取り組みの一環としてAICに参画し、イベントを支援しました。

慶應義塾大学は以前からUiPathを導入しており、2018年には慶應義塾大学病院の医事統括室に、医療事務の効率化を目的にUiPathを導入しています。現在までの主な活用領域としては、医療材料マスタ登録や算定漏れ防止といった10業務で、職員が開発したあるロボットは年間1,100時間を創出するなど、事務の効率化に取り組んでいます。また、慶應義塾大学にはAIや高度なプログラミング能力を身に着けたいというモチベーションを持った学生が潜在的に多くおり、学生が自主的にAIや高度なプログラミング能力を身につけられる場として、AICが設立されました。AICでは、「実社会と繋がる」ことを掲げており、国内外の企業等との連携のなかで、AI・プログラミングを活用して自らのアイデアを自らの技術で実装できる人材の育成を目指しています。

このたびAICに参加している学生を対象とし、春学期(2021年6月から7月)に開催したハンズオン・コンテストでは、数回のハンズオントレーニングと、RPAツールで開発した成果物を発表する自動化コンテストの2部構成となっており、学生たちは普段の学生生活・研究活動の中で見つけた課題をもとにUiPath Studioを使った自動化ワークフローの設計から開発までを実施し、デモビデオとプレゼンテーションを提出しました。なお、講師・メンターはUiPath社の社員が担当し、評価においては、自動化アイデアの有益さや創出可能時間、ワークフロー自体の実装内容や品質、AIとRPAの組み合わせへの取り組みをはじめとした5つの基準をもとに優秀作品を選出し、表彰を行いました。

UiPath社は、秋学期(2021年10月以降を予定)にも慶應AICとの共催によるイベント開催を予定しており、春学期に参加した学生のさらなるDXスキル向上はもちろん、初学者向けの自動化アイデアソン企画も追加することで、新たにAICに参加する学生のスキルを底上げすることを目指しています。UiPath社は、エンドツーエンドでの自動化を実現するUiPathプラットフォームの提供を行うとともに、今後も慶應義塾大学をはじめとした教育機関におけるDX人材育成の支援に積極的に取り組み、自動化を通じた社会問題の解決に向けて尽力していきます。

*電通デジタル「日本における企業のデジタルトランスフォーメーション調査(2020年度)」https://www.dentsudigital.co.jp/release/2020/1218-000737/

UiPath社について

UiPath(NYSE:PATH)は、人間の知能をより一層高度に模倣するAIテクノロジーを開発し、企業の運営、革新、競争の方法を変革しています。UiPath Platform™は、エージェント、ロボット、人間、モデルがシームレスに統合され、自律性とよりスマートな意思決定を促進する、エージェンティックオートメーションの新時代への移行を加速します。UiPathは、セキュリティ、精度、レジリエンスを重視し、AIが人間の可能性を高めて業界に革命を起こす世界の構築に取り組んでいます。詳細については、www.uipath.com/jaをご覧ください。

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