ITR社ホワイトペーパー：
RPAと業務自動化の最新動向

■目次

• 第1章 DXを支えるオートメーション

• 第2章 RPAを取り巻く市場動向

• 第3章 オートメーションの拡大展開へ向けた課題

• 第4章 生成AIで変化する自動化のかたち

• 提言

■オートメーションの拡大展開

業務の自動化に対するアプローチは、「いかに実現するか」から「いかにしてより大きな成果を獲得するか」へと移っている。例えば、全社業務レベルの活用が進んでいるグループでは、他のグループに比べて、オートメーションの開発や実行に加えて、自動化アイデアの発見領域や、運用管理面にも積極的に取り組んでいる。

■自動化実装手段の融合

現在、IT市場には自動化を実現するさまざまなテクノロジが氾濫しており、ユーザー企業にとってはその全体像を把握しにくい状況となっている。全社レベルでの自動化の実現を目指す企業は、単一の手段に固着するのではなく、これらの複数のテクノロジを組み合わせながら、自社のゴールに合わせて自動化手段を検討する必要がある。

■RPAとAIの融合に対する期待

今回の調査から、特に文書処理や画像や音声に関連する自動化テクノロジに対して、AIが果たす役割は大きいと考えるユーザー企業が極めて多いことがうかがえる。しかし一方で、ビジネスを下支えする裏方的な業務に関わるユースケースに注目が集まっていることも読み取れた。