UiPathユーザーの有志による新しいコミュニティの活動がついに始まり、9月11日(水)に記念すべきキックオフイベントを開催しました。イベントでは新コミュニティのコンセプトやコミュニティ名の発表、特別ゲストによる講演やユーザーによるライトニングトーク(LT)も交えながら、今後のコミュニティの取り組みについてご紹介。雨の中、たくさんのUiPathユーザーの皆さまにお集まりいただき、今後のコミュニティの発展が期待できる熱いイベントとなりました。
新コミュニティのコンセプトは全部で3つ。
ひとつめは「You!」。Youとはコミュニティに参加するユーザー皆さま一人ひとりのこと。これまでになかった、ユーザーが主体となって情報を発信したり、思いを形にできる環境をつくることが目的です。
ふたつめは「Learn & Grow!」で、社員もユーザーも共に学び、成長していきたいという思いが込められています。世界的に見ても高水準な日本のRPAについての学びを、日本にとどまらず、グローバルに発信することも目指しています。
最後は「Enjoy, Enjoy, Enjoy!」。誰もが参加でき、みんなで楽しく学べるコミュニティにしたいと考えています。一回だけでなく何度も来たくなるような場をつくり、コミュニティの輪をどんどん広げていきたいと考えています。
UiPath Friendsでできることは、RPAの先駆者から学びや気付きを教えてもらったり、ユーザー同士で新しい知識やノウハウ、UiPathを使う中で経験した成功談や失敗談を共有したり、会社や職業の枠を超えた交流を通してユーザー同士の結びつきを強めたり、他のコミュニティとコラボしてイベントの企画をしたりと多岐に渡ります。さらに、UiPath Friendsでユーザーが発信したフィードバックが今後の企画や製品開発に役立てられ、ユーザーの皆さまに還元できるような好循環を持ったコミュニティを、ユーザーの皆さまと作っていきたいと考えています。
ユーザーが主役のコミュニティということもあり、コミュニティの名称もユーザーの皆さまに選んでいただきました。8月上旬からツイッターで投票キャンペーンを行い、「UiPath Friends」「UiPath Geeks」「UiPath Lovers」「UiPath Freaks」の4つの候補から、「UiPath Friends」が選ばれました。
投票の際のコメントでは「ロボットは人間を助けてくれる友達だから」「フレンドリーで親しみやすいコミュニティになってほしい」「初心者から上級者、興味がある人、新しい人まで分けへだてなく集まれるコミュニティにしたい」「UiPathを通して友達がたくさんできたのでこの輪を広げていきたい」「職業、年齢、性別の幅を超えたコミュニティにしたい」といった声が多数寄せられ、ユーザーの皆さまの新しいコミュニティに対する熱い思いがつまったコミュニティ名となりました。
イベントでは、特別ゲスト講演やユーザーによるライトニングトークも実施。初回の特別ゲストとして、『できるUiPath 実践RPA』の著者でもあるライターの清水理史さんにも講演をしていただきました。
他のソフトウェアの解説書も執筆されている清水さんですが、質問メールが送られてくる頻度などから、UiPathユーザーの勉強に対する意欲の高さを実感しているそうです。こうした意欲的な初学者に対して、UiPathの先駆者たちが、自分が勉強していた時に分からなかったところや難しいと思ったところを教えられる場としての役割をUiPath Friendsが担っていくことで、コミュニティをさらに活性化してほしいとの思いを語ってくださいました。
エンジニアからコミュニティマーケティングのプロに転向した経歴を持ち、RPA Communityのコミュニティプロデューサーとしても活動中のチャラ電Mitzさんには「コミュニティという視点から見たUiPath」について解説していただきました。
Mitzさんいわく、今後、日本のIT業界にはコミュニティの存在が不可欠であるとのこと。それは現代がただ良い製品を作れば売れるという時代ではなく、売るために情報を拡散する必要があるから。このためには、様々なユーザーの意見を得て、ユーザーのニーズを把握し良い製品の開発に生かすこと、さらにユーザーが情報をどんどん発信してくれるようなプラットフォームを作ることが欠かせません。「さまざまなソフトウェアによるコミュニティが乱立している今、これからのUiPathを盛り上げていけるかどうかは、UiPathユーザーにかかっていると言っても過言ではないのです」と熱いお言葉をいただきました。
UiPath Friends運営メンバーの一人である岩崎さんからは、「UiPath Friendsは今、UiPathという土壌の上に植樹されたばかりの苗木のような状態です。その苗木にコミュニティメンバーの手で水をやって、大きな木へと成長させたいというのが我々の思いです。さらに、大きくなった木が枝を伸ばすように、コミュニティから派生した様々な支部を作り、木が成長するにつれて鳥や生き物が集まってくるように、コミュニティを中心としたエコシステムを形成していきたいと考えています。」と新しいコミュニティに対する思いを語りました。
こうした思いを持ったメンバーにより、いくつかのイベントの企画がすでに始まっています。一つは、10月4日(金)に初回のイベントが開催される、UiPath Friends Women's Communityです。「男性ユーザーが圧倒的に多いIT業界の中で、女性が思いを語り合える場を作りたい」という思いを運営メンバーのryokoさん、ゆゆさんが語りました。
もう一つは、10月26日(土)に東京と大阪で中継を結び開催される、UiPath Friends わちゃわちゃ会。UiPathわちゃわちゃ会は、これまでユーザーの皆さまが自主的に開催してきた、UiPathを作って「遊べるロボット」を作ろうという遊び心あふれるコミュニティです。今回、新たにUiPath Friendsのイベントとして、より多くのユーザーの皆さまと活動していきたいという思いを運営メンバーの夢ノ島越前公園さんが語りました。
同じく運営メンバーの木野さんからは、UiPath製品のいろいろな構成や、Orchestratorの機能についての解説と、今後UiPath Friendsのイベントとして技術的なハンズオンやディスカッションをやっていきたいというお話がありました。
運営メンバーのリクトさんからは、フィリピンでUiPathを導入した体験談や、今後コミュニティのメンバーと共にUiPathを学んでいきたいという意気込みが語られました。
他にも、UiPath社員からの新機能の紹介や、なんでもQ&AなどのLTがあり、UiPathユーザー同士だからこそシェアできる話でキックオフイベントは大盛況となりました。
UiPath Friendsの次回のイベントとして、10月30日(水)に開催されるUiPathForward Japan 2019の夜の部として、「UiPath Friends ライトニングトークナイト in UiPath Forward Japan 2019」を開催予定です。UiPath Friendsのコミュニティメンバーは、参加できるだけでなく、LTの公募にも応募できるという発表がありました。
このように、ユーザーの皆さまが主役になり、やりたいことを実現できる場がUiPath Friendsです。お気に入りの支部を見つけて仲間と情報交換をしたり、自分で支部を作ったりと思い思いの楽しみ方で伸び伸びと活動できる場を提供することで、RPA業界とUiPathをどんどん盛り上げていきたいと思います。
UiPath Friendsは「あなたの一歩から始まる新しいムーブメント」をスローガンに、UiPathをこれから始めたい方から、ディープに技術的な話がしたいという方まで、どなたでもご参加いただけます。
UiPath Friendsコミュニティページで今後のイベント開催予定をぜひチェックしてください!
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Topics:
コミュニティJapan, UiPath
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