企業のビジネス戦略沿った形で業務プロセスの効率化、コスト削減、コンプライアンス順守、顧客満足度の向上などの最適化を進めていくためには、現状の業務プロセスの可視化と業務課題の明確化が非常に重要となってきます。この業務プロセスの可視化を行う手法として、これまで業務担当者へのヒアリングやワークショップという手法が用いられてきた一方で、業務担当者の主観の介入や情報が古くなり再活用できないなどの課題もありました。
このような課題に対して有用なソリューションとして、UiPath Process Miningをご紹介します。
UiPath Process Miningは、ITシステムやアプリケーションに蓄積されたユーザーアクティビティに関するログデータを活用し、業務プロセス全体を詳細まで可視化することができるソリューションです。UiPath Process Miningにより可視化された業務プロセスからは、ボトルネック、不要な繰り返し作業、ミスや例外処理などの改善ポイントを発見することができ、RPAによる業務改善につなげていくことが可能となります。
UiPath Process Miningを活用することでどのような価値を生み出すことができるのかについていくつかご紹介します。
RPAを活用した自動化対象業務の選定において、よく用いられる手法としては、業務担当者へのヒアリングやワークショップなどがあります。これらの手法自体とても効果的な方法となりますが、業務担当者の経験や勘といった主観による影響を受けることがあります。また、業務自体が複数の部門や担当者により行われている場合には、業務全体を知る人がいないことで正確に業務上の課題を把握することが困難となります。
UiPath Process Miningにより可視化された業務プロセスは、データという真実に基づいているため、信頼性の高い情報として利用することができます。ボトルネック、ミスや違反が発生しやすい処理などを把握し、業務改善へと繋げていきます。
RPAによる自動化を導入した後には、実際にその自動化が利用されているのか、業務が改善されているのか、新しいボトルネックなどの課題が生じていないかといった改善効果を可視化することが重要となります。
UiPath Process Miningによる業務プロセスの可視化は、改善ポイントの発見だけにとどまらず、改善効果の可視化、業務プロセスの監視といった継続的な業務改善の中で役立てていくことができます。業務全体や特定個所におけるスループット時間、自動化利用率、業務プロセスの標準化状況などについて定量的に可視化することが可能なため、改善効果の報告や次のアクションの検討に非常に役立ちます。
UiPath Process Miningの活用ポイントについて紹介させていただきましたが、これらはあくまで活用シナリオのほんの一例です。世界中で幅広い業種・業務における活用が日々進められています。本ブログにて紹介します「UiPath Process Mining活用ガイド」では、業務プロセスの改善を目指す方、業務プロセスの改善作業を担当されている方などに、UiPath Process Miningの価値や活用シナリオについて知っていただくための情報をお届けします。
Director, Product Marketing, UiPath
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