業務効率化や働き方改革に伴い、多くの企業がデジタル化を推進しています。しかし、総務省が平成30年に行った調査によると、デジタルツールを現場に導入した結果、「人手不足が悪化した」「気持ちに余裕がなくなった」といったマイナスの変化を感じている人も多くいることが分かりました。特に、営業現場ではExcelなどを使用した、これまでのデータ管理から脱却するために導入したCRMやSFAを活かしきれていないことが多いようです。
このようにCRM/SFAが定着化しない理由のひとつが「CRM/SFAへのデータ入力に手間がかかる」という悩み。日々のデータ入力に時間が取られてしまい、注力すべき本来の営業活動にリソースを避けないことが現場の負担となっているのです。結果として、CRMやSFAが定着せず、失敗に終わる…といったケースも少なくありません。
では、営業担当者が実際にどのような課題を抱えているのかを見てみましょう。下記が営業現場によくある5つのお悩みです。
(1)いつも使っているExcelデータをCRM/SFAにそのままインポートしたい
(2)郵送やFAXで届く注文書や請求書は手入力しかムリ?
(3)基幹システムへの受発注データの入力、何とかならない?
(4)誰か代わりに売り上げデータからレポート作成してくれない?
(5)名刺からの手入力だと表記がバラバラ。顧客情報管理の効率が悪い…
このようにデータ入力に関する悩みは幅広く、「社内でいつも使用しているExcelファイルのデータのインポートしたい」「紙の帳票の情報をAI-OCRで読み込んでCRM/SFAに入力したい」「受発注データを基幹システムに入力したい、売り上げ情報の抽出やレポート作成を自動化したい」「名刺情報のデータ化と管理システムへの転記を一気に済ませたい」など、日常業務の多岐に渡っています。
そして、こうした課題を解決してくれるのが、RPAとCRM/SFAの連携ソリューションなのです。今回UiPathでは、これら5つのお悩みをピックアップし、『営業現場の悩みを解決!CRM/SFAの定着化にRPAが効く5つの理由』として、営業現場の課題を解決するRPAとCRM/SFAの連携ソリューションについてまとめ、無料で公開しました。ここからは本eBookの内容を一部ご紹介します。
顧客情報や営業の進捗状況の社内共有のためにExcelで管理された膨大な営業資料。こうしたデータをCRM/SFAに転記するにはかなりの時間がかかるため、せっかく導入したCRMやSFAへの入力が行われず、ツールの定着化が進まない原因となっています。しかし、UiPathのRPAとCRM/SFAを連携すれば、Excelに入力されたデータも自動で取得が可能です。社内で使用しているフォーマットを変更する必要はなく、既存のExcelファイルからそのままCRM/SFAにデータをアップロードすることができます。CSVファイルなどの、インポート用のデータに整える必要はありません。
毎月、郵送やFAXで届く大量の発注書や請求書。こうした紙の帳票類をシステムに入力する作業は、単純ですが時間がかかるうえ、手入力によるミスが発生するリスクもあります。しかし、文字認識機能を持つAI-OCRとUiPathのRPAを連携させれば自動化できます。AI-OCRが発注書や請求書の文字情報を読み取り、項目ごとに自動でCRM/SFAのフォームに入力してくれます。手書き文字や、レイアウトがバラバラな書類でも読み取ることができるため、発注書や請求書など、取引先ごとに異なるフォーマットの帳票類も素早く正確に処理することが可能です。
このように、営業担当者の日々の負担となっているCRM/SFAへのデータ入力作業を削減し、現場のお悩みを解消してくれるのがUiPath RPAの連携ソリューションです。
UiPathの連携ソリューションは、各種業務システムをご利用のお客様むけにUiPathがパートナーと連携して開発・提供しているUiPathの共通部品(コンポーネント)です。各業務システムやテクノロジーを使って実行される典型的な業務の中から、特に自動化に適した業務のために作られています。ゼロからの開発は不要、さらに修正や更新も容易でエラー発生のリスクが低く、ロボットの実行も低負荷で高速です。多彩なビジネスアプリケーションや最先端のテクノロジーとスムーズに連携、高度なRPAによる業務自動化を実現することで、営業の業務負担を軽減し、さらなる業務効率化と生産性向上に貢献します。
新しい生活様式が定着し、これまでとは違う働き方が主流となってきている現代において、営業現場のデジタル化は今後さらに進んでいくことでしょう。CRMやSFAを活用した効率的な業務推進においてRPAはますます不可欠な要素となるはずです。
本eBookでは、ここでご説明したExcelファイルのインポートやAI-OCRによる紙の帳票類の読み取りに加えて、受発注データの基幹システムへのデータ転記、売り上げデータの抽出やレポート作成の自動化、名刺情報のデータ化と名刺管理システムへの転記といったソリューションについても詳しく解説しています。さらに、実際にUiPathのRPAを導入され、デジタル化を推進しておられる企業の事例や、UiPath RPAの連携ソリューションについてもご紹介。CRM/SFAを実際に使っている営業現場の方や、CRM/SFAを導入し定着化を目指している方に、RPA活用のヒントとしていただける情報が見つかるはずです。
eBookはこちらからダウンロードしていただけます。
(参考)総務省(2019)『デジタル化による生活・働き方への影響に関する調査研究 成果報告書』
Japan, UiPath
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