UiPath Blog
皆様、こんにちは。UiPathで日本のプロダクトマーケティングを担当しています原田です。月次リリース報告では、本社の最高製品開発責任者であるパラム・カロンの製品ブログを翻訳してお届けしています。(一部、私も追記しています)
まず初めに、UiPathは現在、10月に目玉となる2019 LTSのリリースとFORWARD IIIに向けて準備を進めています。日本でも Forward III Japan を10月30日に開催しますので、ぜひご参加をご検討ください。
この度、UiPath SAP BAPIアクティビティはSAPのソフトウェア統合認定を取得しました。これは、UiPathの提供する技術がSAPのソリューションとシームレスに連携することの証明です。認定の取得にあたっては厳しい審査を経ていますので、UiPath製品を選択する際の信頼度の指針として役立ててください。SAP認定を受けることのメリットについては、こちらをご覧ください。
9月のプレビューの紹介を始める前に、ローカリゼーションに関わるニュースをお伝えします。Community Edition(Beta Channel)で、以下の言語が新たに利用可能になりました。
ポルトガル語(ポルトガル)
スペイン語(スペイン)
スペイン語(ラテンアメリカ)
トルコ語
UiPath Orchestratorの高可用性アドオン
UiPathは、UiPath Orchestratorの高可用性を実現するネイティブソリューションとして、高可用性アドオンの提供を開始しました。組織内でRPAをスケールアップしていく際にも、データ損失のリスクなくビジネスの継続性が保証されます。高可用性アドオンについての詳細は、こちらをご覧ください。
UiPath 2019パブリックプレビュー
今回はバージョン2019のリリース前の最後のプレビューです。今回は有人の(ユーザーの操作を伴う)自動化機能の強化を行うと共に、使用頻度の高いビジネスアプリケーションと連携するアクティビティを開発しました。
・アクティビティの新機能
今回のリリースでは、既存のFormsアクティビティの機能拡張、Slackとの連携アクティビティの提供開始、およびITオートメーションアクティビティの追加を行いました。
・[吹き出し]アクティビティ
[吹き出し]アクティビティは、8月に提供を開始したフォーム アクティビティの拡張機能です。開発者はこのアクティビティを用いてポップアップ画面を簡単に作成することができます。有人の自動化ワークフローを使用するユーザーは、表示されたポップアップ画面から作業の前後関係を理解できるため、通常業務のスピード向上に繋がります。このアクティビティをダウンロードするには2019 Community Edition(Beta Channnel)をインストールしている必要がありますのでご注意ください。Insider Preview Programに参加いただくと、この機能についてより詳しく知ることができます。
・Slackとの連携機能
Slackは85,000もの組織が使用するアプリケーションで、そのうち65社はフォーチュン100の企業です。また、1日あたりのアクティブユーザー数は1,000万人に上ります。UiPathは今回、Slackと連携するアクティビティの提供を開始しました。ロボットを使用してSlackにメッセージを投稿できるようになったほか、ロボットでSlackのチャンネルを作成したり、ユーザーをチャンネルに追加したりできるようになりました。
・ITオートメーション アクティビティ
8月のリリースでは、企業のIT部門のユーザーが業務の自動化に活用できる、ITオートメーションアクティビティの提供を開始しました。今回新たにCitrix HypervisorとMicrosoft Azureのサポートを開始しました。アクティビティで自動化できるCitrix Hypervisorの代表的な活用方法としては、グリーンコンピューティング、ロボットのプロビジョニング、インフラストラクチャの管理などが挙げられます。また、Microsoft Azureアクティビティを使用すると、ストレージアカウント、Virtual Machines、App Service内でのAzureの操作を自動化することができます。ITオートメーションがサポートする機能のリリースノートは、Microsoft Azureはこちら、Citrix Hypervisorはこちらをご覧ください。
Orchestrator Mobileアプリ
ロボットの稼働状況の監視をモバイル端末からでも柔軟に実施できるよう、Orchestrator Mobileアプリは改善を重ねています。今回は[お気に入りのプロセス]機能を追加し、頻繁に使用するプロセスを保存して簡単に実行できるようにしました。詳細については、こちらの製品ガイドをご覧ください。
いかがでしたでしょうか。10月の Forward III Japan では、製品にフォーカスしたテクノロジーセッションもご用意しています。これまでの UiPath Platform に関してはもちろんですが、この後の製品の展示やロードマップもご紹介する予定です。このブログのオリジナルを書いているパラムも私も現地に参加する予定ですので、皆様にお会いできることを楽しみにしております。
また、今後の継続的な製品情報にご興味をお持ちいただけた方は、ぜひInsider Preview Programにご登録ください。ぜひとも、今月お届けした新機能をお試しいただき、ご意見をお寄せくださいますようお願い申し上げます。
Topics:
Product ReleasesDirector, Product Marketing, UiPath